理想的な身体の為に骨盤のケアブログ:02-11-2014
あたくしは物心ついた頃から、お母さんとだけは
学校のこと、好きな人のこと、将来のこと…なんでも話してきたし、
その関係は今でも変わらない。
しかし、お父さんとの関係は全く違う。
あたくしのお父さんは非常に寡黙で、それでいてとてもシャイ。
あたくしが小学生の頃ですら、
お父さんとはほとんど口をきいた記憶がないし、
怒られたり褒められたりした記憶もない。
幼い頃は、
あたくしに対するお父さんの無関心な態度を当然のように感じていたが、
あたくしも思春期を迎える頃には
そのようなお父さんの姿勢に疑問を感じるようになった。
そこで、お母さんに
「なぜお父さんと結婚したの?」と尋ねたことがある。
するとお母さんは、
「結婚したときはもっとおしゃべりだったんだよ!」と、
諦めの気持ちが半分見え隠れするような笑顔でそう答えた。
お父さんは、あたくしのことが好きではないのだろうか…
学生時代、あたくしは札幌で一人暮らし。
大学一年の夏休みに帰省した時…
久しぶりに実家のドアを開けて驚いたことがある。
あのお父さんが、満面の笑みで「おかえり」と声をかけてきたのだ。
これは事件だった。
あたくしはなんだかむず痒い気持ちになって、
少々ポカンとしていた。
お父さんがその場を去ったあと、
お母さんが「お父さんの書斎を見てごらんよ」と
にやにやしながら声をかけてきた。
お父さんの書斎をこっそりのぞくと、
あたくしが通う大学から送られてきたであろう大学情報誌や学部報が
机の上に積まれていた。
その光景を見て、
あたくしはなんだか心が締め付けられるような思いがした。
久しぶりに実家に帰ってきた
女の子の姿を見て満足そうに微笑むお父さんの姿を見て、
あたくしからも父に歩み寄ってみようという気になった。